APITAS MEDICAL MANUFACTURING GLOSSARY

専門用語がわかれば、
技術の可能性も見えてくる。

企業の研究、製造設備、規制や特許を読むときに出てくる言葉を、一つずつ短く解説します。 用語を調べたら、そのままメーカーの公開技術や設備を探せます。

企業研究・工場設備・国内技術連携の本文中では、点線付きの用語をタップすると一言解説が開き、「用語集へ」から詳しい説明を確認できます。
技術

AAVベクター

Adeno-associated virus(アデノ随伴ウイルス)を利用し、目的の遺伝子を標的細胞へ届けるために設計したウイルスベクター。遺伝子治療などで用いられる。

実務ポイント委託先の評価では、ベクターの製造系、ゲノム力価、カプシドの品質・不純物、機能に基づく力価を区別して確認する。単にpDNAの製造設備があるだけではAAV製造能力は示せない。
別表記:アデノ随伴ウイルスベクター・rAAVベクター・AAV vector・AAV
薬事

ASMF

Active Substance Master File。欧州などで原薬製造・品質情報を申請に利用する資料制度で、製品承認や供給条件は別の手続き・資料で確認します。

別表記:原薬マスターファイル(欧州)
薬事

CEP 2.0

EDQMが2023年9月に導入した欧州薬局方適合証明書(CEP)の新しい様式。電子署名、原薬の承認された規格や追加試験法などの情報をより明確に示す。

実務ポイント従来様式・ハイブリッド様式も併存するため、形式だけで有効性を推定せず、EDQMの公開データベースで現行状態を確認する。
一次情報EDQM公式|What is the CEP 2.0? ↗確認日 2026-10-16
契約・申請

CEPアクセスレター

CEP 2.0で証明書本文から分離されたLetter of Access。CEP保有者が、承認申請で対象のCEPを参照することを申請者に認める文書。

実務ポイント供給契約や製造所のGMP状態を保証する書類ではない。対象CEPと製品、保有者・申請者の整合を確認する。
別表記:CEP Letter of Access・Letter of Access(CEP)
一次情報EDQM公式|CEP 2.0 Area 1 Letter of Access ↗確認日 2026-10-16
製造

CSTR

Continuously Stirred Tank Reactor(連続撹拌槽型反応器)。原料供給・排出を続けながら槽内を混合する装置。容積Lからバッチ製造量は推定できません。

別表記:連続撹拌槽型反応器
分析

ddPCR

Droplet Digital PCR。試料を多数の微小な液滴に分割してPCRを行い、陽性液滴の割合から標的核酸のコピー数を定量するデジタルPCRの一方式。

実務ポイントpDNA・ウイルスベクターのゲノム定量や残留DNAの評価に活用できる。試料前処理、標的配列、阻害因子、分析法の性能を確認する。コピー数の定量だけで製品の生物学的力価は判断できない。
別表記:Droplet Digital PCR・ドロップレットデジタルPCR
分析

HCP(宿主細胞由来タンパク質)

細胞を使った製造工程で、宿主細胞から混入し得るタンパク質不純物。pDNAやバイオ医薬品の精製で管理対象となる。

実務ポイント宿主由来DNAやエンドトキシンとは別の不純物として、除去・分析・品質管理方法を確認する。
別表記:宿主細胞由来タンパク質・Host cell protein
薬事

ICH Q12

医薬品の承認後に行う製法・分析法などの品質関連変更を、製品ライフサイクルを通じて管理する国際的なガイドライン。実際の変更手続きは各国・地域の制度に従う。

実務ポイント原薬MFを参照する製品では、原薬側の変更情報が製造販売業者へ伝わることも重要。ICHの最終版と各規制地域での運用を分けて確認する。
製造

iSTR

Intermittent Stirred Tank Reactor(間欠式撹拌槽型反応器)。運転・供給方式の詳細はメーカーの設備仕様で確認します。

別表記:間欠式撹拌槽型反応器
技術

IVT(試験管内転写)

DNAを鋳型としてRNAを合成する工程。mRNA製造では、調製したプラスミドDNAを鋳型として利用する場合がある。

実務ポイントpDNAを最終製品として使う用途と、mRNA製造の鋳型として使う用途を分け、求められる原料品質と工程を確認する。
別表記:試験管内転写・In vitro transcription
製造

kgf/cm²

重力単位系で表した圧力の単位。barやMPaとは表記が異なり、個々の装置の設計圧力はメーカー公表の仕様を確認します。

別表記:kgf/cm2
製造

kLa(酸素移動容量係数)

気相から液相への酸素の移りやすさを表す指標。培養槽の酸素供給能力を検討する際に使うが、測定条件によって値は変化する。

実務ポイントpDNA製造向け微生物培養槽の比較では、同じ条件・定義のkLaなのか、撹拌・通気・スケールと合わせて確認する。
別表記:kLa・総括酸素移動容量係数
契約・申請

MTA(研究成果物移転契約)

Material Transfer Agreement。化合物・細胞などの研究試料を機関間で提供・受領する際、利用目的や権利・成果の取扱いを定める契約。原薬の商用供給契約とは別です。

別表記:研究成果物移転契約・研究成果有体物移転契約・Material Transfer Agreement
契約・申請

NDA

2つの意味があります。①Non-Disclosure Agreement:秘密保持契約。②New Drug Application:米国FDAに提出する新薬承認申請。前後の文脈で区別します。

技術

pDNA

Plasmid DNA。主に細菌などで複製される環状DNA分子。遺伝子治療用ウイルスベクターの製造、mRNA製造の鋳型、DNAワクチンなどに用いられる。

実務ポイントpDNAそのものを製品として使う場合と、別の医薬品を作る原材料として使う場合では、品質要件・必要量・管理項目が異なる。
別表記:プラスミドDNA・Plasmid DNA
製造

pDNA製造

プラスミドDNAを製造する工程の総称。微生物培養、細胞回収、溶解、清澄化、クロマト精製、濃縮・ろ過、品質評価などを組み合わせる。

実務ポイント「pDNA製造向け」と書かれた設備でも対応工程は様々。微生物培養用なのか、回収・精製用なのか、装置の対象用途まで確かめたい。
別表記:pDNA製造向け・プラスミドDNA製造
一次情報Sartorius公式|pDNA Production Process ↗確認日 2026-10-16
製造

PFR

Pipe Flow Reactor(管型流通反応器)。原料を管内に流して反応させる装置。反応器容積Lと製造量kg・処理量kg/hは別の値です。

別表記:管型流通反応器
薬事

PV

Process Validation(工程バリデーション)。製造工程が再現性をもって品質要件を満たすことを検証する活動。製品表でCommercialとは別段階の場合があります。

製造

TFF

膜面に沿って液を流しながらろ過する方法。核酸やタンパク質などの濃縮、不要成分の除去、緩衝液交換に利用される。

実務ポイントpDNAでは分子サイズ・せん断への感受性、膜の選択、回収率、濃縮・緩衝液交換の用途を確認する。
別表記:タンジェンシャルフローろ過・接線流ろ過・Tangential flow filtration
製造

アルカリ溶解

細胞からpDNAを取り出すために用いられる溶菌方法の一つ。細胞由来のタンパク質やゲノムDNAなども生じるため、後段で分離・除去する。

実務ポイントpDNAの損傷や宿主DNAの混入を抑えつつ、次の清澄化・精製へつなげられるかが工程設計のポイント。
別表記:アルカリ溶菌・Alkaline lysis
一次情報Sartorius公式|Alkaline Cell Lysis ↗確認日 2026-10-16
分析

エンドトキシン

主にグラム陰性菌の外膜に由来するリポ多糖などの発熱性成分。大腸菌を使うpDNA製造では、製品用途に応じた除去と品質評価が重要になる。

実務ポイント微生物由来の原材料を使う場合、後段精製での除去・測定方法・対象製品の規格を確認する。
別表記:内毒素・Endotoxin
分析

オープンサーキュラー型pDNA

プラスミドDNAの一方の鎖が切れるなどして生じる、スーパーコイルが解けた環状の形態。pDNAの構造形態別の品質評価に登場する。

実務ポイントスーパーコイル型・開環型・直鎖型の組成は、目的製品に求められる品質に応じて確認する。
別表記:開環型pDNA・Open circular pDNA
製造

クラス100,000

清浄度の旧区分で、浮遊粒子数を基準としたクリーンルームの表示。医薬品GMPへの適合は別の確認項目です。

別表記:Class 100,000・クラス100000
製造

シードトレイン

生産用の培養槽へ移す前に、保存細胞から段階的に培養規模を拡大する一連の工程。製造バッチの出発点となる細胞を準備する。

実務ポイントセルバンク・培養スケール・工程間の移送や記録がつながっているかを確認する。
別表記:種培養工程・Seed train
製造

シングルユースバッグ

使い捨ての培養槽や液体移送・保管の接液容器として利用するバッグ。交換式の流路・容器と組み合わせて使用する。

実務ポイント単にバッグ交換式かどうかに加え、材質、製品との適合性、接続・漏れ対策、対象工程での使用条件を確認する。
別表記:使い捨て培養バッグ・Single-use bag
製造

シングルユース培養槽

培養液に触れる部分に使い捨てのバッグ等を用いる培養装置。洗浄・切替えの負担を減らす目的で利用され、動物細胞向けや微生物向けの機種がある。

実務ポイントpDNA製造では大腸菌などの微生物用仕様かを確認。酸素供給、撹拌、発泡への対応、使用できるバッグや運転規模は製品ごとに異なる。
別表記:シングルユースバイオリアクター・シングルユース発酵槽・Single-use bioreactor
一次情報Sartorius公式|Biostat STR Microbial ↗確認日 2026-10-16
分析

スーパーコイル型pDNA

環状プラスミドDNAがねじれた高次構造をとる形態。開環型や直鎖型とは区別され、pDNAの品質評価で構造形態の割合が確認される。

実務ポイントpDNAの用途に応じ、スーパーコイル型の比率や構造形態をどの分析法で管理するかを確認する。
別表記:スーパーコイルDNA・Supercoiled pDNA
製造

ダイアフィルトレーション

膜ろ過を利用して、目的分子を保持しながら低分子成分や緩衝液を交換・除去する工程。濃縮と組み合わせて行われる場合がある。

実務ポイントpDNAやタンパク質などの精製後に、目的に合った緩衝液組成と回収率を確保できるかを確認する。
別表記:透析ろ過・Diafiltration
製造

フェドバッチ培養

培養の途中で培地や栄養成分を追加しながら細胞を増やす培養方式。連続的に培養液を排出・回収する方式とは区別する。

実務ポイントpDNA製造向け培養設備では、供給ポンプ、培養状態の監視、酸素移動能力などを合わせて評価する。
別表記:流加培養・Fed-batch
製造

プラント総容量

反応槽などの容積を工場全体で合計した値。1台の反応器の最大容量や製造バッチ質量を意味しません。

別表記:設備総容積・総容積
技術

マイクロ波固相合成

固体の担体上でペプチドを組み立てるとき、マイクロ波による加熱を利用する合成法。反応時間の短縮などを目指します。

製造

マスターセルバンク

Master Cell Bank(MCB)。製造で用いる細胞の由来を管理し、同一の出発材料を継続的に供給するために保管する細胞群。通常はここからワーキングセルバンクを作る。

実務ポイント培養・製造を委託する際は、セルバンクの由来・同一性、汚染に関する試験、保存条件、継代履歴や管理責任の範囲を確認する。
別表記:Master Cell Bank・MCB
薬事

リテスト日

原薬や中間体が引き続き使用に適する品質を保っているか、再試験などで確認すべき日付。使用期限とは区別する。

実務ポイント設定には安定性情報の根拠が必要。リテスト日を過ぎた材料を無条件に使用できるという意味ではない。
別表記:再試験日・Retest Date
製造

ワーキングセルバンク

Working Cell Bank(WCB)。一般にマスターセルバンク由来の細胞を増殖・分注し、日常の製造バッチの出発点として使えるよう保管する細胞群。

実務ポイントMCBとの系譜、作製・保管・識別手順、使用期限や必要な確認試験を整理し、製造の再現性を確保できる体制かを見る。
別表記:Working Cell Bank・WCB
製造

医薬中間体

最終の医薬品原薬を合成する途中で得られる化合物。原薬工程と中間体工程では、設備や品質管理の要件をそれぞれ確認します。

薬事

医薬品製造業許可

特定の製造所が医薬品を製造するために必要な許可。品目別のGMP要件と供給条件は製造所・製品ごとに確認します。

別表記:製造業許可
分析

一次標準品

試験で同一性や純度・含量などの基準に用いる、由来と品質を確認した標準物質。二次標準品の基準にもなる。

実務ポイント公的供給元の標準品か自家調製の標準品かに応じ、入手元・同一性・純度・保管条件・使用記録を管理する。
別表記:Primary Reference Standard・一次参照標準品
製造

陰イオン交換クロマトグラフィー

電荷に基づく相互作用を利用し、核酸などの成分を分離・精製する方法。pDNAの回収や不純物除去に用いられることがある。

実務ポイントカラム・膜などの方式、核酸の大きさや結合特性、回収率、残留不純物の分離性能を確認する。
別表記:AEX精製・陰イオン交換精製・Anion-exchange chromatography
分析

確認試験

原薬や製剤に目的の有効成分が含まれることを、特異性のある分析方法で確かめる試験。類似した構造の物質と区別できることが重要です。

実務ポイントICH Q6Aでは、単一のクロマトグラフィー保持時間だけによる確認は一般に十分な特異性を持つ方法とされません。
別表記:同一性確認試験・Identity Test
薬事

確立された条件(EC)

Established Conditions。承認資料のうち製品品質の確保に必要とされ、承認後の変更時に当局への薬事手続きを要する情報。識別方法や変更区分は地域の制度により異なる。

別表記:Established Conditions・エスタブリッシュド・コンディション
製造

機能性素材

食品・サプリメント・化粧品等の機能に着目した素材の区分。物質名が医薬分野でも使われても、医薬品GMP原薬とは限りません。

技術

共同研究公表

会社や大学が研究協力の事実を発表した記録。共同研究の発表時点を記録した情報です。現在の契約や知財使用条件は当事者の最新資料で確認します。

別表記:共同研究の公表
薬事

原薬品質規格

原薬の品質を確認するため、試験項目、分析法、適合とする判定基準をまとめた規格。対象となる原薬や申請内容に応じて設定する。

実務ポイントICH Q6Aは主として新規の化学合成原薬・製剤を対象とする。バイオ医薬品などへ要件を一律に当てはめない。
別表記:原薬の品質規格・Drug Substance Specification
製造

工程内試験

原薬や製剤の製造途中で実施し、工程中の品質などを確認する試験。出荷前に行う規格試験とは実施する時点を区別します。

実務ポイント工程内試験が出荷時の規格試験を代替できるかは試験内容や妥当性の根拠によります。工程条件の調整に使う試験すべてが承認規格に含まれるわけではありません。
別表記:工程中試験・In-process tests
製造

再加工

中間体・原薬を製造工程に戻し、もともと設定された工程に含まれる晶析・ろ過などの操作を繰り返すこと。ICH Q7では再処理と区別する。

実務ポイント同じ設定工程を繰り返す場合の用語。反応が未完了で通常の工程を続けるだけなら再加工に該当しない。対象ロットの品質への影響を評価する。
別表記:Reprocessing
製造

再処理

規格に適合しない中間体・原薬に対し、通常の製造工程とは異なる処理を施して許容できる品質を目指すこと。ICH Q7では再加工とは別に扱う。

実務ポイント実施前に不適合の原因を調査し、処理後の品質と不純物プロファイルを通常工程のロットと比較する。
別表記:Reworking
分析

試験成績書(CoA)

Certificate of Analysis。原薬や中間体のロットについて、実施した試験・判定基準・結果などを記した文書。

実務ポイント原薬名、ロット番号、試験結果、判定基準、発行元などを照合する。CoAだけでGMPの適合性全体が証明されるわけではない。
別表記:試験成績書・Certificate of Analysis・CoA
分析

宿主由来DNA

製造に使用した宿主細胞に由来し、目的物に混入し得るDNA。pDNA製造では目的のプラスミドと宿主のゲノムDNAを区別して管理する。

実務ポイント宿主DNAを目的pDNAと分けて測定・除去する必要があり、原料・工程・最終製品での管理点を整理する。
別表記:残留宿主DNA・Host-cell DNA
製造

清澄化

培養液や溶解液から細胞片・沈殿物などを分離し、後段の精製に適した液を得る工程。ろ過・遠心分離などが用いられる。

実務ポイントpDNA製造では溶菌液の粘度、固形物の性状、目的DNAの回収と後段への負荷を考える。
別表記:清澄化工程・Clarification
一次情報Sartorius公式|pDNA Clarification ↗確認日 2026-10-16
薬事

製造所名義

実際の工場を運営する法的な製造業者・製造所を示す名称。販売ブランド、親会社名、MF登録者名とは区別します。

別表記:製造法人名義
製造

製造設備群

複数装置をまとめた公表範囲。『50~1万L、GL・SUS』などの情報は設備群全体の公表範囲で、装置ごとの仕様は個別に確認します。

別表記:設備群
薬事

第十九改正日本薬局方

2026年4月10日に厚生労働省が告示した日本薬局方の第19版。医薬品の品質に関する通則・一般試験法・医薬品各条などを収載する。

実務ポイント該当する医薬品各条と最新の正誤表・通知を合わせて確認する。薬局方収載だけで特定メーカーの適合を示すものではない。
別表記:JP19・日局19
薬事

抽出物・浸出物(E&L)

Extractables and Leachables。抽出物は材料から所定の抽出条件で得られる成分、浸出物は実際の使用・保管などで製品側へ移行し得る成分。両者を区別して評価する。

実務ポイントシングルユースバッグ、チューブ、フィルターなどの接液材料は、接触時間・温度・液組成・工程位置に応じてリスク評価する。ICH Q3Eは2026年10月時点でドラフト(Step 3)であり、最終化済みの一律要件として扱わない。
別表記:抽出物・浸出物・E&L・Extractables and Leachables
分析

定量法

原薬や製剤に含まれる有効成分の量を測定する試験法。含量を評価するもので、不純物の測定や同一性の確認とは目的を区別します。

実務ポイントICH Q6Aでは、原薬の含量測定には特異性があり安定性変化を把握できる方法が推奨されています。同じHPLC法で不純物を測る場合も、評価目的は区別します。
別表記:含量試験・含量測定法
薬事

当局査察

規制当局が製造所の管理状況などを確認する手続き。査察実施の企業発表と当局公表の結果・適用範囲は別々に確認します。

別表記:規制当局査察
知財

特許ファミリー

同一または関連する技術内容について、優先権などでつながる特許出願のまとまり。単純ファミリーと拡張ファミリーで集計範囲が異なり、特許件数や権利状態を同一視しません。

別表記:パテントファミリー
一次情報欧州特許庁 Patent families ↗確認日 2026-10-15
分析

二次標準品

一次標準品との比較で品質・純度を確認し、日常の分析に使用する標準物質。一次標準品とは役割と適格性の確認方法が異なる。

実務ポイントロットごとに一次標準品と照合し、初回使用前の適格性確認と、手順に従う定期的な再認定を行う。
別表記:Secondary Reference Standard・二次参照標準品
製造

反応器容積

反応する液を扱う装置内部の容積。mL・Lで表し、原薬バッチ重量g/kgや連続工程の生産速度kg/hには換算できません。

別表記:反応槽容積
製造

微生物用バイオリアクター

大腸菌などの微生物を培養するための反応・培養装置。通気・撹拌・温度・pHなどを管理し、対象となる微生物と培養目的に合わせて設計される。

実務ポイント動物細胞向けの培養槽と同一視しない。pDNAなどの高密度培養用途では、酸素供給・熱除去・撹拌などの仕様が重要になる。
別表記:微生物用発酵槽・微生物培養槽
分析

不純物プロファイル

原薬に含まれる既知・未知の不純物について、種類や分析上の特徴、検出量の範囲などを整理した情報。製法や原料の変更による品質変化の把握にも役立つ。

実務ポイント製造工程や原薬の由来によって内容が変わる。代表ロットの不純物の種類・範囲を確認し、必要に応じて申請資料や過去のロットと比較する。
別表記:Impurity Profile
薬事

文書改訂履歴

製造・品質管理文書の発行、内容変更、旧版の廃止・回収などの経緯を追える記録。現在有効な版と以前の版を区別するために使う。

実務ポイント製造指図書、品質規格、試験手順などの版や改訂内容を確認する。企業の公開サイトの更新日だけでGMP文書の改訂状況は判断しない。
別表記:GMP文書改訂履歴
薬事

変更計画(PACMP)

Post-Approval Change Management Protocol。承認後に予定する製造・品質関連変更と評価方法、判定基準を事前に規制当局と合意し、変更実施後の手続きを予測しやすくする仕組み。

実務ポイント日本の変更計画確認申請と海外のPACMPは手続きが異なる。合意済み計画の範囲外の変更まで簡略化できるわけではない。
別表記:承認後変更管理実施計画・Post-Approval Change Management Protocol
製造

累計製造量

過去の一定期間に合計して生産した量。総量kg/MTを年産能力、時間当たりkg/h、1回のバッチ重量と混同しません。

別表記:累積製造量

用語解説の読み方

一般的な技術・薬事の説明です。企業名で登場する「マイクロ波化学」と、製法の「マイクロ波固相合成」のように別の意味を持つ言葉は区別しています。 原典を確認した用語には一次・二次・三次情報の区分と参照先を掲載しています。個々の企業の設備、薬事認証、特許の現況は、各企業の公式資料と公的記録からご確認ください。

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